カーボンニュートラル・アドバイザーの資格を取得しました。 2024/12/18
このたび「JCNAカーボンニュートラル・アドバイザーアドバンスト」に認定されました。
JCNAカーボンニュートラル・アドバイザー(以下、CNA)は「主に中小企業向けに企業の内外でカーボンニュートラルの必要性を伝え、カーボンニュートラルのための活動を支援する人材を育成するための研修プログラム」です。このプログラムは、環境省が定めた「『脱炭素アドバイザー資格制度認定ガイドライン』に基づいて民間資格を認定する制度『脱炭素アドバイザー』(中略)に適応した研修・資格プログラム」となっています。
※「 」内は、CNAを認定する「日本カーボンニュートラル協会」ホームページ(https://www.jcna.or.jp/cn/)から引用
【環境省が認定する「脱炭素アドバイザー」とは】
環境省が発行している脱炭素アドバイザー資格の認定制度に関するリーフレット(https://policies.env.go.jp/policy/decarbonization_advisor/doc/leaflet.pdf)では、脱炭素アドバイザーを「企業の脱炭素化に向けた取組に関して専門的なアドバイスができる知識・ノウハウを環境省認定の資格によって習得した人」と定義しています。
つまり、脱炭素化に取り組む中小企業のお手伝いをする資格ということになります。
脱炭素アドバイザー資格には、3つの認定レベルがあります。

➊脱炭素シニアアドバイザー
- 企業の本部・脱炭素専門部署等で専門的なコンサルティングに従事する職員
- 脱炭素に関する包括的なアドバイス(温室効果ガス排出量計測・削減手法の例示、SBT目標設定支援、TCFD開示支援)ができる
※SBT:Science Based Targets:パリ協定に整合した科学的根拠に基づく中長期の温室効果ガス削減目標
※TCFD開示:TCFD(Taskforce on Climate-related Financial Disclosures=気候関連財務情報開示タスクフォース)が提言する情報開示の枠組みに基づいて気候関連情報を開示すること
➋脱炭素アドバイザー アドバンスト
- 脱炭素に関する顧客アドバイスの現場において、中核的な役割を果たす職員
- 脱炭素経営の重要性(リスク・機会)、温室効果ガス排出量の計測方法・削減手法について説明ができる
➌脱炭素アドバイザー ベーシック
- 脱炭素に関する顧客とのコミュニケーションの前線に立ち、顧客の状況に応じて必要な対応を見定める営業職員
- 気候変動対応の必要性の説明、脱炭素経営・温室効果ガス排出量削減に関する企業からの相談内容の把握ができる
環境省HP「脱炭素アドバイザー資格の認定制度」を一部改変
https://policies.env.go.jp/policy/decarbonization_advisor/
2024年12月18日現在、脱炭素シニアアドバイザーに認定された民間資格は無く、脱炭素アドバイザー アドバンスト認定資格が2つ、脱炭素アドバイザー ベーシックが5つとなっています。
【CNAアドバンストとは】
今回認定を受けた「CNAアドバンスト」は、環境省の脱炭素アドバイザー アドバンスト認定資格となります。
日本カーボンニュートラル協会によれば、「総排出量計算のみならず、戦略立案の核心となる投資効果表の算出を重点としている『CNAアドバンスト』の知識があれば、9割近くの中小企業でCO2排出量の算定、排出量の削減を行うことができ、ほとんどの脱炭素活動で自立が可能」としています。
【今後の取組】
今回「CNAアドバンスト」の認定を受けましたので、今後は中小企業診断士活動の中で、脱炭素化に課題を抱える事業者様のご支援もしていきたいと考えています。
まだまだ微力ではありますが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。